地盤改良の品質を最も端的に表すのが、薬液注入によって形成される固結体です。
動的注入工法では、所定の範囲の地盤中に薬液が留まりやすく、右に示す写真およびデータでも歴然なように、結果として固結体が均一で大きく強度の高いものとなります。また、止水性においても従来工法と同等以上の効果が期待できます。
従来工法よりも注入圧力を抑えることができ、地盤改良の品質向上が期待できるとともに、地盤への悪影響も軽減されると考えられます。
また、従来工法と同等の品質を期待するならば、注入速度向上により施工能率を高められる可能性があります。
動的注入工法は従来工法と比較して、強度増加が大きく、また、止水性も大きくなります。このため強度、止水性の品質を従来工法と同等とするならば、注入速度を速くすることで施工性を向上させ、コストダウンを図れる可能性があります。